■概要
フランスの名門バカラ(Baccarat)が1880年代頃に製作した、アール・ヌーヴォー様式のアンティーク・ガラス花瓶です。
金彩エナメルによる立体的な装飾で、トンボと花が華やかに描かれた美しい一品です。
製造年:1880年代(推定)
製造国:フランス
ブランド:Baccarat(バカラ)
サイン(刻印):底部に「1188」「2」の手描き金彩あり
サイズ(約):高さ25.4cm × 最大直径9.7cm
■コンディション
ヒビ、欠けはなく良好な状態です。
経年による金彩の摩耗、スレなど年代相応の劣化は見られますが、全体の印象を損なうものではなく、アンティークとしては良好な保存状態だと思います。
艶やかで澄んだガラスには、指ではじくと美しい音色が響き、上質な素材と仕上げを感じさせます。
■魅力
本作品は1880年代(推定)にバカラが制作した、アール・ヌーヴォー様式のアンティーク・ガラス花瓶です。
繊細にして立体的な金彩エナメル装飾によって、トンボやアイリスの花が華麗に描かれており、光の角度によって美しく輝きます。
金彩は通常の表面塗りではなく、エナメル技法によってガラスに厚く焼き付けられており、まるで浮き彫りのような質感が魅力です。
この金盛りエナメルは、当時の高級装飾技法のひとつで、アール・ヌーヴォーらしい自然礼賛と繊細な装飾性を体現しています。
底部に記された「1188」「2」の手描きサインも、オリジナル作品である証拠として価値を高めています。
バカラによる希少な金彩エナメル花瓶は、現在では入手困難であり、アンティークガラスやアール・ヌーヴォーのコレクターにとって極めて魅力的な逸品です。
■アンティーク品についてのお願い
アンティーク品については、次の点についてご了承くださいませ。
・経過年月ゆえの品質劣化(色あせや極小キズ)
・古い年代の製造による凹凸や黒点
・画像の色味はデバイスにより異なります。ご了承下さい。
・作品の魅力をお伝えするため、照明のもと撮影しております。