[作風] 日刀保「刀剣美術(738号)」7月号に本作の研究論文掲載。
鎬造庵棟。鍛え肌は板目に大板目交り、地沸付き僅かに綾杉ごころの舞草風がある。刃文、匂い口締まりごころの小丁子、小互の
目に小足入り、尖り刃交って処々に沸が付く。帽子、表裏共にやや乱れ込み、小丸となって浅く返り、先僅かに掃きかける。茎生ぶ、
反り僅かに付き、茎先は浅い刃上がり栗尻。
[寸法等] 銘(表):藤原国法造之、(裏):安政三年七月吉日。
刃長:69.7㎝(2尺3寸)、茎長:20.4㎝、元幅:3.1㎝、元重:0.8㎝、重量:862g。
[その他] ハバキは時代銅に渡金、保存刀剣鑑定証、鞘書入り白鞘、刀袋付。
刀身に刃切れや鍛え傷は無い。幕末の勤王刀を髣髴させる豪壮な造り込みの奥州の名刀である。ご希望の場合、本作品の論文
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