DENON DCD-1530 レストア&カスタム品
DENONのフルサイズCDプレーヤー 「DCD-1530」をレストア及びカスタム化しました。
作動状態良好
固定・可変・ディジタル(光)・ヘッドホンの各出力確認
リモコン操作良好(電動ボリュームも作動良好です)
以下作業内容です。
・分解清掃
・シャーシ全塗装(一度塗装を落としてからの全塗装)
・トレー駆動ベルト交換
・ピックアップの交換(KSS-150A→互換品:KSS-210A)
・前面操作用SW全交換
・電解コンデンサ全交換
・オーディオ用電解コンデンサを東信工業製UTSJシリーズに交換
(ヘッドホンアンプ部はニチコンFGシリーズ)
・電源ケーブル3pin仕様に改造(ケーブル取り外し可)
・電源ラインにTDKラムダ製EMCフィルタ(RSHN-2006)追加
・最終段OPアンプICソケット化(交換可能)
〇まず当たり前の分解清掃後、シャーシ(天板)に傷が目立ったので思い切って一度塗装を剥ぎ、つや消し黒で全塗装しました。
〇これまた当たり前のトレー駆動ベルトの交換をしました。
元のベルトでは劣化していて動きが悪かったものが元気に動くようになりました。
〇ピックアップは新品互換品のKSS-210Aに交換しました。
交換後は確実に読み込んでくれます。
〇前面の操作用タクトSWは全数(32EA)交換しました。
クリック感が戻り誤作動がなくなりました。
〇電解コンデンサ全数交換。
〇オーディオ用のコンデンサはELNA/日本ケミコン製から東信電工のUTSJに替えてみました。
音は少し高域が強くなった感じかと思います。
ヘッドホンアンプ部は定番のニチコンのFGです。
〇電源ケーブルを3pinとして太いケーブルを使い、電源用EMCフィルタを内蔵してみました。
ノイズが少なくなりクリアな音になりました。
〇出力最終段OPアンプを交換できるようにICソケット化しました。
現在はデフォルトのBA15218(ROHM)がついてます。
他のOPアンプに交換して音の違いを楽しんでみてください。
リモコンと電源ケーブル、電源3pin→2pin変換アダプタが付属します。
交換した部品(ピックアップ、コンデンサ、スイッチ等)もお付けします。
DCD-1530の詳細
当時価格(1989年頃)で¥59,800だったようです。
型式 | CDプレイヤー |
D/A変換部方式 | リアル20ビットラムダ・スーパーリニアコンバーター(ダブルD/Aコンバーター方式) |
フィルター | 8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルター アクティブアナログフィルター |
周波数特性 | 2Hz~20kHz |
SN比 | 110dB |
ダイナミックレンジ | 100dB |
全高調波歪率 | 0.0025% |
チャンネルセパレーション | 102dB |
出力電圧 | 固定:2V(10kΩ負荷時) 可変:2V(10kΩ負荷時) |
ヘッドホンジャック | 最大出力10mW(32Ω負荷時)、Line可変出力兼用Volume付 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約13W |
外形寸法 | 幅434x高さ122x奥行320mm |
重量 | 約7kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RC-221 |
(https://audio-heritage.jp/DENON/player/dcd-1530.html より抜粋しました。)
【商品の説明】
ブランド、メーカー:DENON
型番:DCD-1530
カラー:黒
サイズ:120サイズ
【商品の状態】
使用状況:中古
注意事項:素人改造ですので個人の責任でご使用ください。
不明点はご質問ください。
以下、いらない?情報・・・
①部品代はオーディオ用コンデンサ、ピックアップでだいたい5000円くらい、その他は手持ち部品です。
作業期間はアキバに部品買いに行ったりを合わせて1か月くらいでした。
②OPアンプの交換ですが、手持ちに4556DD(JRC)しか無かったのですが、交換したところ音がザラついて聞けたもんではありませんでした(笑)
③固定出力は若干出力が大きいような気がします。(なんとなくサチっている感あり)
できれば可変出力で音量を調整した方が良いかも...それかディジタル出力を使うかでしょうか...。
③一緒にお送りする交換部品ですが、ピックアップはまだ使えます。
コンデンサも計測したところ大きな容量抜けはありませんでした。
ELNAのコンデンサはSILMICです。