20世紀を代表する北欧デンマークの建築家・デザイナー、アルネ・ヤコブセン。1929年、円をモチーフにモダニズムの形式をとった「未来の家」の発表を機に、建築界にその名を馳せました。その後1932年には大規模なリゾート「ベルビュー・ビーチ」の白く輝くモダンな建築群を手がけ、1950年からはフリッツハンセン社とともに家具デザインを開始。 世界ではじめて背座一体の3次曲面を実現した「アントチェア」や、美しいラインの「セブンチェア」、緩やかなカーブを描く「エッグチェア」などの数々の傑作を生みだしデンマークデザインの父と評されています。モダンな佇まいが可愛いこちらのアラームクロックは、ヤコブセン氏が1930年にデンマーク電気機器メーカーLauritz Knudsen社のために製作したテーブルクロックをROSENDAHL社が復刻した【TABLE CLOCK STATION】。当時、大戦の影響で短期間で販売終了となったことから、幻のテーブルクロックと呼ばれたこのプロダクト。それまで建築関係を主としてきたヤコブセン氏の転機となった作品とも言われています。ROSENDAHL社は、Lauritz Knudsen社のシニアスタッフと共にテーブルクロックの復刻プロジェクトを結成。希少なオリジナル製品を入手し、デザインは忠実に、また現代のニーズに合わせた機能を加えて復刻しました。70年以上の時を経て、ヤコブセン氏のルーツを巡る幻の名作が現代に甦りました。
ARNE JACOBSEN(アルネ・ヤコブセン)の幻と言われたテーブルクロックをオリジナルに忠実に復刻。文字盤は、晩年の最高傑作ともいわれるデンマーク国立銀行(1971年)を手掛けた際に、トータルデザインに基づき作られたウォールクロック「Bankers」のデザインを採用。インデックスは、12個のブロックで形成された斬新なデザイン。優雅なスパイラルが絶え間ない時の流れを表す、ヤコブセンを代表する名作の1つとして名高いプロダクトです。秒針のない静音設計なので、就寝時も音に悩ませることもありません。さらに現代の機能が新たに搭載。トップ部分をやさしくタッチするとLEDライト点灯します。アラームが鳴っているときにタッチすると5分間のスヌーズ機能が作動し、完全に止めるには後部のボタンを押します。アラームと時間のセットは、後ろのカバーを開けて行います。単三電池二本で動作可能となっています。