4号機 サドルタンク 蒸気機関車 加工品 よく走る小型蒸機 です。すこし前に同様なサドルタンク3台(1号機~3号機)を同時に出品させていただきましたが、無加工のまま残っていた1台を新たに加工してみました。日本型でよく走る小型蒸機が求められていますが、残念ながら外観と走りを両立できる量産製品はないのが実情です。そこでLife-Like(MicroAceブランドでのNゲージ再開時に輸入)のサドルタンクに少々手を入れてみました。全体的にLife-Like製品の品質はそれなりですが、ベースとなったサドルタンクのボディはキャブの形が悪く、足まわりは動輪は大変よくできている反面、ぴかぴかを光るロッドが目立ち過ぎます。そこで前回と同様に以下の対応をしてみました。ロッド溝の色(黒または赤)とキャブ扉の色入れの有無を組み合わせ、4種類のすべてが異なるようにしました。使用した塗料はすべて前回のものが利用できましたので、前回の機関車と並べても違和感はまったく生じないと思います。
1.ロッドの溝に色を入れる
2.前面のエンドビームを赤に塗装(あまり派手になり周りの日本型の中で浮いた存在とならないように、実際は写真よりも彩度がやや低い赤となっております)
3.背面キャブ下のエンドビームに相当する箇所も赤に塗装して、キャブの丈が長すぎるのを目立たなくする
4.元の製品のレタリングをすべて消す(種車のサンタフェのモデルではキャブ側面の左右にレタリングがありました)
5.ライト形状とライト穴の微調整、銀色の色入れ
6.形の悪い鐘をロストワックス法による真鍮鋳物に交換
7.キャブの木製扉の表現部分に外観とよく似合う焦げ茶色の色入れ
8.クリア塗装を施した真鍮エッチング製ナンバープレートの貼り付け
9.モーターも含めた駆動部分の点検と必要に応じての調整
を行いました。ボディや黒色の塗装は元の仕様をそのまま生かしております。元の状態の貧弱な外観とは異なり、この機関車の駆動部の構造、駆動パーツの寸法精度や取付け精度がいずれも良好で、前後とも大変よく走りますので、公開運転会などでは注目を浴びるものと思われます。サドルタンクは明治期の機関車として鉄道院でも導入されていました。ただB型では軸重が重すぎて軌道負担力の低い路線では使えず、あとで従輪を1軸増やす措置を行っていました。このような理由から出品のアイテムの形態であるC型機というのは理に叶っていると思います。Nゲージのサドルタンク機の量産モデルでは、トミーナインスケールのドックサイダーB型機が有名ですが、かなり大柄ですので、このモデルの存在価値は十分にあると思います。北海道の炭礦鉄道あたりを想定して、石炭車(軽い木製無蓋車で代用していた炭砿もありました)や木製客車などを牽引させてみられてはいかがでしょうか。最近また1台種車を入手できましたので、今度は前後部のステップを切り落として、手元にあるロストワックス製で串の隙間が綺麗に抜けた排障器(カウキャッチャー)を赤に塗装して前後に付けられないかと検討を始めたところです。うまく形態が調和し、カウキャッチャーを確実に台枠に固定できれば、このような形態のサドルタンク機(Baldwinなどの例にもあるようです)もいつになるかわかりませんが出品したいと考えております。レターパックプラス(600円)、ゆうパック(一例、関東1290円/関西870円)・お手軽配送ゆうパック(一例、関東1010円/関西780円)で送付させてください。レターパックでも段ボール紙を使用して厳重に梱包の上で送付させていただきます。気を付けてチェックしているつもりですが、万一問題等がございましたら、落札者様のお立場に立って対応させていただきますので御安心ください。これから月末にかけて和洋いろいろ珍しいモデルも含めまして他にも出品させていただきますので引き続き是非御覧ください。