【ドイツ語洋書 ひげ文字 / 3冊セット】
シュライアマハー 説教集
『Predigten』
1-3 sammlung
1巻: 1816年3版、2巻: 1820年2版、3巻: 1821年2版
Friedrich Schleiermacher (フリードリヒ・シュライアマハー) 著
Verlag der Realschulbuchhandlung 刊
3冊 (1: [xii], 288 p、2: x, 307 p、3: viii, 292 p) 21 cm ハードカバー ISBN:なし
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■コンディション
フラクトゥール (ひげ文字)。
本文含め、全体的に経年によるヤケがあります。
表紙にスレ・部分的にスレ剥げや裂け等、経年による傷みがあります。
また裁断面にくすみ・シミ、見返しにシミや記名、
本文一部に古書特有のシミがあります。
●フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライアマハー
(Friedrich Daniel Ernst Schleiermacher、1768-1834)
ドイツの敬虔主義神学者、哲学者、文献学者。
自由主義神学の先駆者、一般解釈学の開祖にして、ドイツ観念論の代表的思想家の
一人。「近代神学の父」とも。
他の表記にシュライエルマッヘル、シュライエルマッハー、
シュライアーマッハー、シュライアマッハーなど。
ロマン主義の神学者として知られ、自著『宗教論』において、「宗教の本質は
知識や行為ではなく、直観と感情である」としました。
感情を中核にした信仰概念の把握をとくとともに、近代聖書解釈学を
代表する人物。
哲学者としては、通常ドイツ観念論に属する思想家として把握されます。
イマヌエル・カント、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ、ゲオルク・
ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルらの思想を批判することによって
自身の独自の思想体系を作り上げていきましたが、生前にその体系が明らかに
なることはなく、哲学者としての業績より自由主義神学の神学者としての業績が
評価されています。
また、伝記『シュライアマハーの生涯』はヴィルヘルム・ディルタイの
研究者としての処女作でもあります。
ディルタイは、シュライアマハーの一般的解釈学を単なる言語的所産を超えて、
その背後にある歴史・文化、人間の生の表現を対象とする精神科学の基礎理論に
昇華させました。
その後、シュライアマハーとディルタイの解釈学は、「ロマン主義的解釈学」で
あるとしてハンス・ゲオルク・ガダマーによって批判されましたが、
解釈学の伝統は、マルティン・ハイデッガーの存在論的解釈学などを通じて
現在も哲学の一潮流として影響を与え続けています。
主な日本語訳に『独白』『神学通論』など。
■送料:全国一律600円
HZ KIK-018 set (NY)