日本語字幕付き
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ヴェルディ:
歌劇『アイーダ』
ズービン・メータ指揮
フィレンツェ五月祭
ヘー・ホイ、
ベルティ、他
この演奏はズービン・メータの確固たる指揮のもと、極めて的確に演奏されています。タイトル・ロールのヘー・ホイ(和慧)は中国のソプラノで、力強い声と表現力を持ち、今後が期待される若手の一人と目されます。ベルティ、ディンティーノも情熱的で最上の歌を聞かせます。
また、フェルザン・オズペテクはトルコ共和国出身の脚本家、映画監督で、オペラ演出はこの作品が初となります。彼の独特の思想や人間観が表出されたこの演出は、男女の愛の形を越えた「何か」を見る人の心に深く植え付けてくれるかもしれません。
エジプトにエチオピア軍が迫る時、神託によって司令官に選ばれたラダメスは、愛する奴隷アイーダに、勝利を誓います。しかし、アイーダの本当の素性は、敵国エチオピアの王女。父と恋人の戦いに心を痛めます。また、エジプトの王女アムネリスはラダメスに心を寄せており、アイーダに激しい嫉妬の炎を燃やしています。エジプト軍は勝利し、アイーダの父アモナズロは捉えられ、父と娘はエフジプトを離れることを決意するのですが、愛に心を奪われてしまったラダメスが軍の秘密を口にしてしまったことで、彼は裁判にかけられ「生き埋めの刑」が宣告されるのです。そしてアイーダも彼の元へ・・・
多くの人は、華やかな「凱旋行進曲」に耳を奪われ、もしかしたら、このオペラが悲劇であるということを認識していないかもしれません。しかし、もう一度、最初から最後までじっくり味わってみてください。男女の悲恋を通して、エジプトとエチオピア、2つの大国の争いが見えてくるはずです。
円熟期のヴェルディが「ドン・カルロ」の次に書こうとしたオペラは、最初の台本探しから難産を極めました。パリ在住の台本作家、デュ・ロクルはヴェルディに多くの戯曲や小説を送るも、なかなか興味を示さず、「喜劇はイヤ」とか「グランド・オペラは筋が一貫してない」など文句をつけまくり、ようやく「古代エジプト」を背景とした、架空の物語に興味を持ちました。多くの条件をクリアして出来上がったのが、この「アイーダ」です。
ヴェルディ:
歌劇『アイーダ』全曲
ヘー・ホイ(アイーダ)
マルコ・ベルティ(ラダメス)
ルチアーナ・ディンティーノ(アムネリス)
アンブロジオ・マエストリ(アモナスロ)
ジャコモ・プレスティア(ランフィス)
ロベルト・タリアヴィーニ(エジプト王)、他
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
ズービン・メータ(指揮)
演出:フェルザン・オズペテク
装置:ダンテ・フェレッティ
収録時期:2011年
収録場所:フィレンツェ、テアトロ・コムナーレ(ライヴ)
収録時間:151分
画面:カラー、16:9、1080i FULL HD
音声:PCM Stereo、dts-HD Master Audio 5.1
字幕:日本語、イタリア語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語
※パッケージには日本語字幕付きの表記はありませんが、実際には日本語字幕が付いております。
25GB
Region All
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