商品詳細 | |||
◆マンチェスターのカメラメーカーから◆
◆Antique Photo Frame as Film Plate Holder by Thornton-Pickard◆
大判カメラ用のフィルムホルダー、ご覧になったことがあるでしょうか。現代は樹脂製のものがメインのようですが、かつては木製がメインで使われていました。 今回はそのフィルムホルダーを利用したフォトフレームのご紹介です。 英国のアンティークマーケットで手に入れたホルダーはとても丁寧な造り。片側には⑨、反対側には⑩の表示がはめ込まれており、両面使うことができるダブルタイプだったことがわかります。フレームは黒の塗りつぶしでで、金物は鈍く金色に光る真鍮。一か所に丸く以下のロゴが表示されているのがみられます。 Thornton Pickard England 「Thornton-Pickard/ソーントン(ソロントンとも)・ピカード」とは1888年に「John Edward Thornton/ジョン・エドワード・ソーントン」と「Edgar Pickard/エドガー・ピカード」によってマンチェスターで設立されたカメラメーカー。 シャッターの特許を得て他社へライセンス契約をするなど事業を広げましたが、1897年にはピカードが急死。ソーントンは会社を去りアメリカに渡るなどしましたが1940年にはなくなりました。会社としては創業者たちがいなくなっても1939年まで事業を行っていたようです。 英国のサイエンスミュージアムグループのサイトに、ソーントン・ピカードのカメラが掲載されておりましたのでよろしければご覧ください。 Thornton-Pickard Amber camera の頁 https://collection.sciencemuseumgroup.org.uk/objects/co8084882/thornton-pickard-amber-camera つまりこのフィルムホルダーはソーントン・ピカード社のオリジナルということでしょう。黒地に白のロゴマークは程よいポイントとなっております。 さて、フォトフレームとしての使い方をご説明いたします。 端部の金物を少し押しながら引き出せば、写真をおさめたガラス面が現れます。木製のカバー部分がスライドしながら曲がるような構造であるため、少し曲げながら後ろに回せば、ちょうど写真立てとしてよい具合に自立いたします。 実はこの利用方法は、何年か前に、英国のアンティークフェアでこのようにして販売されていたものを見たのが始まり。ディーラーのおじさまが「古いカメラのフィルムホルダーだよ!」といいながら、するりとカバーをスライドさせ、「写真立てになるよ」と、自慢げに見せてくれたのを覚えています。 もともとはガラスは入っておらず、カットされたフィルムをはめ込んで使用するものなのですが、そこにうまくガラスをはめ込み、写真立てとして利用できるよう工夫されていました。もう使用することがないフィルムホルダーの持ち主が、美しいホルダーをなんとか再利用したい、と思って知恵を絞ったのではないでしょうか。 それ以来、当店で同構造のフィルムホルダーを手に入れた時には、自分でサイズを測りガラスを入れ、古い絵ハガキなどを入れて骨董市などでご紹介してきました。 よろしければ動作状況を動画にてご確認ください。ヤフーのノーティスが表示されることがありますが、そのままURLをクリックしていただくと該当のyoutubeにリンクします。 https://www.youtube.com/shorts/Rjl-FUgUMeI?feature=share.
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発送について | |||
ご決済確認後、5日以内に東京都目黒区から発送いたします。 全国一律送料無料にてお届けいたします。 発送方法は、当店契約の配送業者に限ります。 落札後の交渉等はいたしかねますので、ご納得の上ご入札ください。 |
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ご紹介 | |||
紳士の為の西洋小物骨董店 Todd Lowrey Antiques 特定商取引法に基づく表記は、当店ウエブサイトにてご確認ください。 http://toddlowrey.com ![]() Todd Lowrey Antiquesはd+Aが運営しております。 d+Aの活動についてはこちらでご紹介しております。 http://www.dplusa.jp ![]() |
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ご注意 | |||
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また、ウェブショップでも同時に販売しているため、わずかな差で売約済の場合もございます。 早めの更新を心がけておりますが、もしご決済が済んでしまった場合には、ご落札者様とご相談の上、お取引を中止(支払いをキャンセル)させていただくことがございます。 ご落札者のクレジットカードからの引き落としは行われませんので、何卒ご容赦いただきますようお願いいたします。 |
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