古美術 屏風
家に伝わっている物です。少なくとも百年くらい経っています。 箱もついています。
●商品説明
品名:米庵 屏風
●寸法:171×60cm 6扇×2
●状態説明:経年に伴う汚れ、傷、スレ、シミ、ヤケ、裏側にヤブレ、桟にアタタリ傷、金具の欠損があります。
箱に割れ、金具の欠損あります。
写真にてご判断ください。
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●以下 書のおおよその訳です。参考にしてください。
唐子西の詩に「山静かなること太古に似たり、日長きこと小年の如し」と書いている。我が家は山の中で、春夏の頃には、苔が青々と階段にまで生えて来て、花弁が径に溢れ、訪問者もなく、松影が差して、小鳥が声が上下から聞こえるだけである。昼寝も足りて、山の水を汲み、松枝を拾い、渋茶を沸かして飲む。気ままに《周易》《国風》《左氏伝》《離騒》《太史公書》、陶淵明や杜牧の漢詩、韓愈や蘇東坡の文章を読んで見る。山道をそぞろ歩き、松や竹に触れ、小鹿や子牛と林草の間に休む。流泉に腰を下ろして口を漱ぎ足を通す。家に帰って竹窓の下で、妻や幼子が、山菜を作り、麦飯を出してくれるので喜んで食べる。窓辺で筆を揮い、気ままに数十字を書き、所蔵の法帖、墨蹟、絵巻などを縦覧する。興が湧けば詩吟をして、『玉露』の原稿を一、二段落書いて、また渋茶を沸かす。
川辺を散歩すれば、農夫や釣り師と出会い、桑や麻、米の出来を訊ね、晴雨を予測し、時節を考え、互いに長々と談話する。帰って柴の門の下に腰掛けると、夕陽が山の端にかかり、紫緑交錯し、変幻自在の時刻を、恍惚と楽しむ。水牛は背に牧童を乗せ、笛を鳴らして、二人で帰ってくると、月影が前の谷水に映っている。 唐子西のこの詩句は、絶妙というべきである。この詩句の妙であっても、その妙を知っているものは少ない。富や名声を求めているものも、ただ馬の耳の塵や、急ぐ影を見るだけで、この句の絶妙を知らないのである。この詩句の絶妙さを知れば、蘇東坡の言う「無事 此に静座すれば一日は両日に似たり、七十年を活きるが若くすれば、便ち是れ百四十なり」で、得る所が多い。