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【真作】 久米正雄 三汀 俳句 短冊 明治 大正 昭和 小説家 劇作家 俳人 夏目漱石門下 芥川龍之介 菊池寛 肉筆

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本文:「魚城移るにや寒月の波さざら 正雄」
寸法:縦36.5cm/横6cm(寸法はおおよそです。)

【久米正雄/くめまさお】
1891-1952。長野県上田生まれ。父由太郎は福島県の近代教育の基礎作りの後、長野県へ転出した。母幸子は安積開拓の指導者立岩一郎の娘である。小学校長の父が火災で御真影を焼失した責任を負って自殺したので、残された母子は、母の実家開成山に移住した。開成小、金透小、安積中学校(現安積高校)に学ぶ。中学時代に教頭西村雪人の指導で新傾向俳句を学び三汀と号した。推薦で第一高校(現東京大学)入学。同期の芥川龍之介、菊池寛等と第三・四次「新思潮」を発刊した。東大生の時に開成山の牧場をモデルにした『牛乳屋の兄弟』で劇作家として出発。『地蔵教由来』『阿武隈心中』等郡山を舞台にした戯曲を発表。父の死を描いた小説『父の死』や一高の学生生活を描いた小説集『学生時代』は傑作。夏目漱石門下となる。漱石没後に令嬢筆子に恋し夏目家出入り禁止となる。この体験を『蛍草』『破船』に描き大正期を代表する作家となった。

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