【リーバイス 70505 デニムジャケット(サイズ42/香港製)】
アメリカンワークウェアの象徴、リーバイス。
1873年、ドイツ移民リーヴァイ・ストラウスと仕立屋ジェイコブ・デイビスによって誕生した世界初のリベット補強ジーンズは、ゴールドラッシュに沸くアメリカ西部の労働者たちから圧倒的な支持を得ました。耐久性と実用性を兼ね備えたこのワークウェアは、やがて鉱夫や農夫だけでなく、若者文化、音楽、映画などあらゆるカルチャーへと広がっていきます。
1950年代には、映画『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンがデニムジャケットを着用した姿が若者の象徴となり、デニム=反逆と自由のイメージを決定づけました。
ここで有名な小話をひとつ。実際にディーンが劇中で着ていたのはリーバイスではなく「Lee」とされています。しかしその強烈なビジュアルは、世間に「ディーン=デニム=リーバイス」というイメージを広め、結果としてリーバイスのブランド神話をも押し上げることになりました。こうしたカルチャーの錯覚や伝説もまた、リーバイスを唯一無二の存在へと導いたのです。
今回ご紹介するのは、そんな歴史の流れの中で生まれた不朽の名作「70505」。
サード型(557)をベースに着丈をやや長く調整したシルエットが特徴で、1960年代後半の登場以来、現代まで定番として愛され続けています。労働着からファッションアイコンへと変貌した歴史を、まさに体現するモデルといえるでしょう。
本品は香港製。1980年代以降、リーバイスはアメリカ国外にも生産を拡大し、香港製はその代表格のひとつです。縫製や生地感はしっかりしており、当時のグローバル展開を映し出す歴史的背景を持った一着。近年ではUSA製だけでなく、こうした海外製ヴィンテージも再評価されています。
程よいエイジングが進み、色残りとフェードのバランスが絶妙。
自然なアタリやシワ感が表情を豊かにし、ヴィンテージならではの雰囲気を存分に楽しめます。
サイズは需要の高い「42」。
標準的なMサイズより余裕があり、インナーにスウェットやニットを合わせてもバランスよく着られるサイズ感です。現代的にはオーバーサイズ気味に羽織るスタイリングにも最適で、古着市場でも状態の良い42サイズは希少性が高まっています。
【サイズ詳細(平置き採寸・多少の誤差はご容赦ください)】
・肩幅:約48cm
・身幅:約57cm(脇下直線)
・袖丈:約62cm
・着丈:約60cm
送料無料でお届けします。
リーバイスの歴史やデニムカルチャーの奥深さを堪能したい方に、ぜひおすすめしたい一着です。
(2025年 8月 28日 12時 14分 追加)HK-42b