Y-E DATAの YD-180 1600 8インチフロッピーディスクドライブ 2台です。
外観良好なドライブとして長期自宅保管していました。
PC98の1MB FLOPPY コネクタと信号線のピン互換がなくそのままではPC98と直結利用はできません。
出品に際し、ネット等から得た電源や信号線コネクタ情報とVFO回路情報を参考に
・PC98FDコネクタと互換のある信号線への配置変換とVFO回路を組み合わせたテスト基板を自作
・電源接続用コネクタを自作(電源は別途準備)
等を施し、手持ちのPC-9801DA本体と接続できる環境を準備しました。
テスト基板の制限でDA本体との接続が1台のみのため、DA本体内蔵3.5インチ(A/Bドライブ)と
YD-180装置(Cドライブ)環境で動作確認を行ってみました。
・ドライブ認識テスト
3.5インチのMS-DOS 6.20をAドライブにセットしPCを起動。
YD-180装置が、Cドライブと認識されることを確認。
2台とも問題ありません。
・起動ドライブテスト
リファレンス用に準備してあるMS-DOSシステムディスクをCドライブにセットし、Cドライブからの
起動ができることを確認。(7枚目写真)。
2台とも問題ありません。
・フォーマットテスト
フォーマットは行いますが、なぜかスキップセクタが発生してしまいます。(8枚目写真)
フォーマット中にヘッドがトラック0に戻ってリトライしているような様子がありますので、ここで
スキップセクタが登録されると思われます。
2台とも複数の手持ち媒体を試しましたが、同じ傾向でした。
フォーマット自体は行われます。
・ファイルコピーテスト
A→Cのファイルコピーが正常実施できるかを確認。
SER NO.082-395のドライブ(銘板横の青丸シールありドライブ)は、正常に実施できました。(9枚目写真上)
その後の DIR、CHKDSKコマンド等の動作もできました。
SER NO.73-122のドライブ(銘板横の青丸シール無しドライブ)は、コピー途中でエラーが発生しました。
リトライで再開できる場合があります。(9枚目写真下)
手持ち媒体の都合で1M媒体のみでの簡易確認です。
2台ともフロッピードライブ装置としての機械的動作ができることは確認できましたが、
フォーマット時にスキップセクタが発生する傾向あり
ファイルコピー中にセクターエラーが発生する等の傾向あり
のため正常ドライブとの評価はできませんでした。
自作したテスト基板が素人工作程度のレベルのため、リードエラーを起きやすくしている可能性は大です。
ヘッドクリーニングが行えていないことや、評価に使用した媒体が使い回したものである点も結果に影響した
かも知れません。
様々な原因が考えられますが、当方の知識での確認はここまでとなります。
出品は本体のみです。
動作確認に使用はした電源、信号ケーブル、終端抵抗、VFO回路基板、媒体等は付きません。
40年前のフロッピーディスクの歴史を感じさせる希少な装置です。
目立つようなダメージも無く外観は良好です。状態は写真でご確認下さい。
製品の特質上媒体の状態に影響されます。ご注意ください。
神経質な方の入札はご遠慮願います。
研究用、コレクション用等での活用、あるいは知識・技術をお持ちの方で活用してくださる方がおられましたら
ご検討ください。
ノークレーム・ノーリターンをご了承いただける方の入札をお願いします。