☆希少　AIRTIGHT　パワーアンプ　ATM-1 ☆

☆希少 AIRTIGHT パワーアンプ ATM-1 ☆

今や世界のブランドと成長したA&M社のファーストモデルであるATM-1パワーアンプ(中古)です。
 ATM-1は2025年の現在も生産されている同社を代表するモデルで昨年2度目のマイナーチェンジを受け2024Editionとなり、そのお値段も今や大台を超えて￥1,386,000となりました。

オーソドックスながらツボを抑えたムラード型回路を採用し、タムラ製出力トランスを巧みに使ったＵＬ接続の出力段は高信頼性の高級パーツと相まって長期にわたり安定したサウンドを約束しています。 
初期モデルとマイナー以後のモデルの違いは整流管の有無ですが、主たるアンプの回路は基本的に変わっていません。 
つまり初期モデルから既に熟成された製品であることをある意味証明していますし、事実同社のベストセラーモデルであり、最近のオーディオフェア等でも数社のデモのリファレンスとして使われています。 

整流管は出力管に較べて寿命が短い傾向があるためATM-1S以後のモデルチェンジでは半導体ダイオードに置き換えられています。
整流管のメリットは整流ノイズが少なく音質にはプラスに貢献することが知られています。  

出力管は元々EL34(6CA7)ですが、本機では秘蔵の名球6GB8が搭載されています。しかも希少な黒プレートです。  
見た目に細く頼りないEL34に対して6GB8のルックスはATM-1とのバランスが良く、もちろんその音質もどっしりした重厚さと繊細さを併せ持っています。  
新品のATM-1は今やかなりの高額となってしまいましたが、中古でも中身は決して劣るどころか現行モデルにはない整流管ならではのアドバンテージがあります。 
今や貴重な存在ですので是非ご自身の耳でその豊かな音楽性をお確かめ下さい。  

本機の真空管はとある災害で割れてしまったそうで全てNOSの未使用球に交換・調整されています。
さらに出力端子も1本折れてしまった為バナナプラグ対応のターミナルに交換されています。  
但し、シャーシーやトランスにいくつかの打痕が付いてしまっていますのでご注意願います。
離れて見ると殆ど目立ちませんが、近くに寄って見れば数カ所にキズが確認出来ますので予めご了承下さい。 
しかし、内部の部品やアンプとしての性能には全く問題ありませんのでご安心下さい。 

新品同様の美品をお求めの方はご遠慮下さい。NC・NRでお願いします。

※補足
ATM-1は固定バイアス方式ですので単純に出力管を新品に差し替えだけでは正常に動作しません。
本機では6GB8に合わせたバイアス調整とDCバランス・ACバランス調整を行って歪率が最良になるように調整されています。
以下、現在の基本的な特性(実測値)を示します。

最大出力 ： 50W ｘ 2 （ノンクリップ）
ダンピングファクター ： 8.0
1KHz 1W時 歪率 ： 0.03 %
残留ノイズ ： 0.05 ｍV

※ メーカー標準のEL34を希望の場合はEL34に変更してお渡しすることも可能です。その場合は出荷が4～5日遅くなります。