PC-98DO+ 保証付 動作品 フルメンテ 液晶モニタ・キーボード・ゲーム・内蔵仮想HDD・増設Cバス 分解不要でFDDエミュと内蔵FDD切替OK NEC

【商品】
メーカー：NEC
型番：PC-98DO/P
商品名：PC-98DO+


【付属品】
・本体
・本体用電源ケーブル(新品ですが非純正)
・GOLD98-8M 98ノート用RAMカード 8MB(装着済)
・PC-98DO+用キーボード
・Gotekフロッピーディスクドライブエミュレータ(1台2ドライブ分)
・Gotek用USBメモリ(2個)
・内蔵HDDエミュレーター(装着済)
・内蔵HDDエミュレーター用SDカード(装着済)
・SDカード延長ケーブル(内蔵HDDエミュレーターのSDカード用。装着済)
・自作増設Cバスユニット(2スロット分)
・MS-DOS3.3D基本機能セット(5インチ版)
・PC-88SR以降 StarCruiser
・PC-9801シリーズ スタークルーザーⅡ 
・8インチ液晶モニター LCD-8000V（15KHz・24KHz対応）
・液晶モニター用USBケーブル
・VGAケーブル
・USB電源（USB-A4個口）
・モニター変換アダプター AD-D15NE(新品)
・5インチ2HDフロッピーディスク FUJIFILM MD-2HD 20枚(未開封)
・5インチ2HDフロッピーディスク maxell MD2-256HD 10枚(未開封)
・5インチ2DDフロッピーディスク maxell MD2-DD 10枚(未開封)
・5インチ2DDフロッピーディスク Konica MD/2DD 10枚(未開封)
・5インチ2DDフロッピーディスク SONY M-2DD 10枚(未開封)
・自作マニュアル(Gotekの使い方、Gotek切替機能の取付方法、増設Cバスユニットの取付方法、内蔵HDDエミュレーターの使い方など)


【状態】
■98モード
・正常に電源が入り起動しました。
・ピポ音が鳴り、メモリチェックも正常に完了しました。
・正常にROM BASICが起動しました。
・速度切替スイッチで速度が正常に切り替わりました。
・リセットボタン押下でリセットできました。
・音声がスピーカーから正常に出力され、音量ボリュームも使用できました。
・イヤホン端子から正常に音声が出力されました。
・付属の液晶モニターにて正常に画面表示されました。
・内蔵FDドライブ両方でフォーマット、読み込み、書き込みが正常に完了しました。
・内蔵HDDエミュレーターによる仮想ハードディスクにフォーマット、読み込み、書き込みが正常に完了しました。
・外付けFDドライブとして3.5インチの2ドライブを接続した状態で、すべてのドライブ(内蔵含む)でフォーマット、読み込み、書き込みが正常に完了しました(DIP1-4をONにしても同様)。

■88モード
・正常に電源が入り起動しました。
・起動時にV1・V2モードの緑文字の表示が出ました。
・正常にROM BASICが起動しました。
・速度切替スイッチで速度が正常に切り替わりました。
・同梱のキーボードにてV1S・V1H・V2モードの変更ができました。
・リセットボタン押下でリセットできました。
・音声がスピーカーから正常に出力され、音量ボリュームも使用できました。
・サウンドボードⅡ対応ソフトで正常に演奏されることを確認しました。
・イヤホン端子から正常に音声が出力されました。
・付属の液晶モニターにて正常に画面表示されました。
・内蔵FDドライブ両方でフォーマット、読み込み、書き込みが正常に完了しました。


【本体】
・2次電池を新品のNi-Cdに交換し着脱可能加工しました。
・基板のパターンで一部断線があったため修繕しました。ダメージを受けているが導通のあるパターンについても追加配線しました(17ヵ所)。
・マザーボードのすべての電解アルミコンデンサを新品に交換しました。
・音源部の電解アルミコンデンサは音響用を使用しました。
・電源ユニットの電解アルミコンデンサをすべて新品に交換し、内部やファンの清掃をしました。
・内蔵FDドライブ両方の電解アルミコンデンサを新品に交換、内部の清掃、ヘッドクリーニング、注油、古いグリスの除去とグリスアップをしました。
・FDのイジェクトも問題なく気持ちよく排出されます。
・使用した電解アルミコンデンサはすべて日本製です。
・内部や外装の清掃をしました。
・全体的にホワイトニングしました。
・本体前面にあるフタはPC-98DO+純正のものです。
・電源ユニット固定用のネジ穴が1ヶ所なめてしまっていますが、他のネジで固定できていますので支障はないと思います。
・全体的に傷や汚れ、塗装ハゲなどがあります。
・三國志4(非同梱)の全員CPUモードで24時間以上の動作確認を行い、特に問題ありませんでした。
・Gotek切替機能と内蔵HDDエミュレーター装着済で増設Cバスユニットを接続できる状態で梱包いたします。


【キーボード】
・電解アルミコンデンサを新品に交換しました。
・内部や外装の清掃をしました。
・ホワイトニングしました。
・ファンクション含む主要なキーの入力が確認できました(用途不明なキーは未確認です)。
・全体的に傷や汚れなどがあります。


【GOLD98-8M 98ノート用RAMカード 8MB】
・擦り傷や若干の剥がれがあります。
・MS-DOS起動時のチェックが行われ、正常に認識されました。
※このメモリは本体起動時のメモリテストでは表示されません。MS-DOSなどで使用できます。


【Gotekフロッピーディスクドライブエミュレータ】
・ファームウェアはHxcをインストールしています。
・7セグはOLEDに差し替えし、イメージファイル名やアクセス状態などが表示できました。
・圧電サウンダを追加し、アクセス音としてのBEEP音が出力されることを確認しました。
・ロータリーエンコーダスイッチを追加、それを使用してイメージファイルの変更・選択ができました。
・Gotek2台で内蔵の2ドライブ分として両方で読み込み、書き込みが正常に完了しました(98モードと88モードの両方)。
・Gotekを本体に接続している状態で切替スイッチで内蔵ドライブとの切替が正常にできました。
・外装は3Dプリンターで作成しているため、特有の積層跡などがあります。
・5インチドライブサイズに2ドライブ分を搭載しています。


【Gotek用USBメモリ】
・同梱ソフトのイメージファイルを保存しています。
・イメージファイルをGotekで起動・プレイ確認まではしていますが、すべての確認まではできていません。


【内蔵HDDエミュレータ】
・同梱のSDカードを装着してMS-DOSをインストールし正常に動作しました。
・本体のHDDアクセスランプが正常に点滅しました。


【MS-DOS3.3D】
・ディスク1が読み込みできませんでしたので、すべてのディスクのバックアップをお付けいたします。
・内容物や状態は写真をご覧ください。
・起動確認と内蔵HDDエミュレーターによる仮想ハードディスクにインストールが完了し正常に動作しました。


【StarCruiser】
・ディスクのみです。
・マスターディスクから起動できました。
・すべてのディスクのバックアップをお付けいたします。作成したユーザーディスクもお付けします。
・サウンドボードⅡ対応ソフトで、正常に演奏されることを確認しました。
・内容物や状態は写真をご覧ください。
・起動・プレイ確認まではしていますが、すべての確認まではできていません。


【スタークルーザーⅡ】
・マスターディスクから起動できました。
・すべてのディスクのバックアップをお付けいたします。作成したユーザーディスクもお付けします。
・箱に1ヶ所若干のダメージがあります。
・マニュアルに折れやしわなどがあります。
・内容物や状態は写真をご覧ください。
・起動・プレイ確認まではしていますが、すべての確認まではできていません。

※バックアップのディスクにノーブランド品は使用していません（箱とラベルシールとライトプロテクトシールもお付けします）

【モニター変換アダプター】
・本体と液晶モニターなどのVGA端子に接続するために使用します。
・新品でしたが動作確認のため使用して元に戻しました。


【8インチ液晶モニター】
・15KHz/24KHzの両方で表示できました。
・USB電源ケーブルが付属しています。


【自作増設Cバスユニット】
・外装を3Dプリンターで作成しているため、特有の積層跡などがあります。
・ユニット自体は2スロット分ですが本体の方の1スロット分も使用可能なため、合計で3スロット分同時使用ができます。


その他、写真にて状態をご確認ください。


【自作マニュアル】
自分の備忘録的に作成したものを同梱いたします。
「Gotekの使い方」はGotekについての説明を記載しています。公式などの情報を日本語にまとめた程度の内容です。
「Gotek切替機能の着脱方法」と「増設Cバスユニットの取付方法」はノーマルの状態から拡張箇所を装着して使えるようになるまでの説明を記載しています。逆の手順でノーマルにもどすことができると思います。
「内蔵HDDエミュレーターの使い方」は、内蔵HDDエミュレーターをPC-98DO+で使用するには特殊な設定などが必要なため記載しています。
他にもありますので余裕がありましたら同梱いたします。(過去の落札者様には丁寧で参考になりましたとご好評をいただきました)


【Gotekと内蔵ドライブの切替機能について】
Gotek Floppy Emulatorは仮想フロッピーディスクドライブです。
仮想フロッピーディスクドライブは、本物のフロッピーディスクドライブがフロッピーディスクを読み込んでソフトを起動するように、USBメモリにフロッピーディスクをイメージファイル化したものを入れて、それからソフトを起動します。
使用しているうちにフロッピーディスクが劣化やカビでダメになったり、ドライブ自体が故障して使えなくなる可能性があります。
USBメモリは安価で入手も容易、仮想フロッピーディスクドライブは可動部分がありませんのでそう簡単には故障しないでしょう。
仮想フロッピーディスクドライブ(Gotek Floppy Emulator)があることで、心配せずに使用することができると思っています。

仮想フロッピーディスクドライブとして同等な機能をもつHxcは1台で2ドライブ分として使用できますが、Gotekは1台で1ドライブでしか使用できません。
ですが、その制約が逆にどのドライブにどのイメージファイルが入っているか常にOLEDに表示されるため視覚的にわかりやすくGotekの方が好きな方も多いと思います。
またGotekはロータリーエンコーダスイッチを装着すればイメージファイルの選択がHxcと比較して非常に楽です(本出品物には装着済)。

PC-98DO+は内蔵用としてのフロッピーディスクドライブが2台までしか接続できませんので、通常は内蔵ドライブかGotekのどちらかしか接続できず、その度に本体を分解して接続をし直す必要があります。
以前Gotekのみで運用してみましたが、新たに入手したソフトをすぐに起動できずイメージ化を行わないといけないところがストレスに感じていました。
たまにドライブの本物のアクセス音が聞きたくなったりして分解をしようと思っても、本体は重く大きくラックから出すのも大変です。

そこで切替機能の基板を自作して分解不要でスイッチにて内蔵ドライブとGotekを気軽に切り替えて使用できるようにいたしました。
もちろんPC-98DO+本体には不可逆な改造はしておりません。自作マニュアルを参考にすべて外せばノーマルの状態に戻すことができます。
Gotekは内蔵ドライブと混在しての使用も可能です。例えば、ドライブ1はGotek、ドライブ2は内蔵ドライブにすることも可能です。
2つのGotekドライブは使用しないときにはケーブルを抜いて取り外しても問題ありません。
取り外した場合は、内蔵ドライブより起動するようになっています。
詳しい使い方は同梱の自作マニュアルをご覧ください。


【内蔵HDDエミュレーターについて】
PC-98DO+の内蔵HDDはSASIのため最大容量が40MBで、さらに仕様により1台までしか同時に使えません。
そのため、あまり多くのソフトのインストールができず、こまめに入れ替えなければなりません。
内蔵HDDエミュレーターであればSDカードを複数用意し用途ごとに差し替えするような運用が可能です。
当時のHDDはすでに寿命が尽きてしまっているものがほとんどだと思いますし、動いていたとしてもいつ故障してもおかしくない状態でしょう。電源を切る前に故障防止の操作も必要で今となっては面倒な感じです。
HDDエミュレーターを使用することでそのような懸念は不要になり、さらに便利に利用できるようになります。


【PC-98DO+について】
この機種は故障しやすい箇所がいくつかあります。
代表的なものが電源ユニットで、古い電解アルミコンデンサからの液漏れで電源が入らなくなります。
他にもメイン基板の2次電池の液漏れで周辺の大量のパターンやスルーホールが断線してしまい、9801側の機能が使えなくなりやすいです。
もしメンテナンスしていない本体で動作していたとしても、電解アルミコンデンサや電池の寿命はとうに過ぎていますので交換しないでおくと故障する可能性が高いです。
本出品物では、ウイークポイントとなる箇所は一通りメンテナンスしていますので、安心してご使用いただけると思います。


【自作増設Cバスユニットについて】
PC-98DO+は拡張Cバススロットが1つしかありません。PC-98用の膨大な種類の拡張ボードが1つしか使えないため、どれを選択するかは永遠のテーマとなっておりました。
やむなく拡張ボードを交換するときには、結局は重く大きい本体をラックから取り出さなくてはいけません。
そこで今回、増設Cバスユニットを自作いたしました。使用できるスロットが2つ増える形です。
さらに本体前面方向から拡張ボードを抜き差しできます（音声ケーブルとかMIDIケーブルを手探りで接続しなくて済みます）。
こちらもPC-98DO+本体に不可逆な改造はしておりません。自作マニュアルを参考に外せばノーマルの状態に戻すことができます。

以下のボードを増設Cバスユニットと本体あわせた3つのスロットにそれぞれ様々な組み合わせで挿入し動作確認を行いました。
・I-O DATA製 SC-98Ⅱ(SCSIボード)
・Roland製 MPU-PC98Ⅱ(MIDIインターフェースボード)
・NEC製 PC-9801-86(サウンドボード)

SC-98Ⅱには外付HDDを接続し、そこにサーク3やYU-NOをインストールして問題なく起動・プレイすることができました。
サーク3ではMPU-PC98ⅡからSC-88に接続してMIDI音声が正常に出力されました。
YU-NOではPC-9801-86より音声が正常に出力されました。

詳細につきましては、自作マニュアルをご覧ください。
自作増設Cバスユニットは配線を可能な限り短くしたため、写真のようにPC-98DO+本体の上に設置するかたちになります。
使用しないときは取り外し可能でその有無にかかわらず、本体のCバススロットは使用できます。

※すべてのPC-98用のCバス拡張ボードの使用を保証するものではありません。Cバス拡張ボードを使用する場合はINT(IRQ)やI/Oアドレスなど適切な設定が必要になります。サウンドボードはサウンドBIOSの切り離しが必要になる場合があります。
※テストに使用したサーク3、YU-NO、SC-98Ⅱ、MPU-PC98Ⅱ、PC-9801-86、SC-88、外付HDD、外付FDD、スピーカーは付属しません。

余談ですが、PC-98DO+のCバススロットはライザー基板を介してマザーボードに接続されているのですが、ライザー基板で以下が未結線となっていました。
・B39(WORD0)、A26(AB201)、A27(AB211)、A28(AB221)、A29(AB231)
これらを必須とするボードはノーマルの本体でも使用できないのではないかと思われます。


【おまけ】
今回、即決をいただけた際には、Cバス拡張ボードの「PC-9801-86」サウンドボードをお付けします。

【PC-9801-86】
・ボードのみです。
・LINE OUT、HEAD PHONEから正常に音声が出力されました。
・VOLUMEにて音量の調節が正常にできました。
・ボードのディップスイッチはPC-98DO+用の設定になっています。
・コンデンサをすべて新品に交換しています。
・ランド剥がれや断線を修理しました。
・端子に若干のダメージがあります。
・内容物や状態は写真をご覧ください。
【お願い】
・商品の状態等は個人の主観によるため神経質な方は入札をご遠慮ください。
※当出品ページに掲載されている写真及び文章を無断で使用したり引用することを禁止します。(eBayなど無在庫販売に利用することはおやめください)

（2025年 8月 15日 14時 50分 追加）
恐れ入りますが未開封のものにつきましては動作確認ができないため保証の対象外とさせていただきます。