昔の顕微鏡
ゼントマイヤーの学生顕微鏡です。
シリアルナンバーなし
1876年~1879年の間に製造された顕微鏡
ゼントマイヤーについて:
ジョセフ・ゼントマイヤー(Jpseph Zentmayer: 1826-1888)は、南ドイツのバーデンのマンハイム(Mannheim, Baden, South Germany)で生まれました。
科学機器工房の見習いとして訓練を受けた後、彼はカールスルーエ、フランクフルト、ミュンヘン(Karlsruhe, Frankfurt, Munich)、そして最終的にはハンブルク(Hamburg)の科学機器工房で働きました。
ゼントマイヤーは、レプソルドブラザーズ(Repsold Brothers)に雇用されると新天地アメリカに移住しました。
ゼントマイヤー最初の顕微鏡は1856年頃に作られました。
その後の30年間で10種類の顕微鏡が作られました。
彼は特にスイングサブステージ設計の革新者でした。
息子のフランク・ゼントマイヤー(Frank Zentmayer)は、それまでのゼントマイヤーの大きくて複雑なモデルを止めて、人気を博していたコンチネンタルスタイルの顕微鏡を生産しました。
そして少なくとも1895年まで、ゼントマイヤー署名の顕微鏡を供給し続けました。
顕微鏡
高さ約 34cm、幅 15cm、奥行 16cm 重さ 2.4kg
機械的鏡筒長170mm
接眼レンズ: 2本の接眼レンズには数字や記号はありません。
対物レンズ: 2本の対物レンズには数字や記号はありません。
四角い試料ステージ: 幅 73 mm x 奥行き 73 mm の真鍮製試料ステージは、真鍮製のスライドホルダーを備えたガラスプレートを搭載しています。
先端が白く尖ったピンでガラスプレートを押さえて位置を固定します。
標本の観察位置を変える際は、ガラスプレートを前後左右に動かします。
先端が白いピンは、観察している標本の場所を指し示す座標的な役目としても機能します。
平面鏡と凹面鏡: 片面が凹面鏡(内径 42 mm )で、もう片面が平面鏡(内径 38 mm )です。
標本観察像: 標本:胃(人)H&E染色
顕微鏡はクリーニング済の状態です。
マホガニーケースの蓋が破損しています。