※CDはつきません。
ジャスティス、待望のセカンド・アルバムで、世界制覇!!
「もし 『+(クロス)』 が都市の平日だというなら、このアルバムは、田舎での週末だ。」そうPedroは語る。よりスローに、そしてよりロウに。午前2時に車でガラガラのフリーウェイを飛ばすため、もしくはヘッドフォンで音を遮断しながらあてもなく街を徘徊するために作られている。AC/DCのリフが、揺らめくヴォーカル・ハーモニーの波と混ざり、対比するエフェクトが故意の偶像破壊とごちゃ混ぜになるのだ。
Xavier de Rosnay & Gaspard Augeの二人によるパリ出身のデュオ、JUSITCEは、2007年に発売され、グラミー賞にもノミネートされたデビュー・アルバム『†(クロス)』のプロモーションを終えてからずっと篭っていたクリエイティヴの繭からようやく目覚め、セカンド・アルバム『TBA』の発売を発表した。ダンス・ミュージックのルーツからさらに遠くはなれ、新作はこれまでの作品より自由であると同時にヘヴィであり、ロックとエレクトロニックという二つの音楽的言語を組み合わせながら、ポップの外周に佇むゆったりとしたオーガニックな試みを繰り出したものとなっている。
アルバムは二人のホーム・スタジオで制作され、彼らが全ての楽器を担当した。プログレッシヴ・ロックが持つ雰囲気を彷彿させるようなアルバムを作りたいという目的のもと、二人はこれまで演奏したことの無かった楽器を極めて慎重に習得し、デビュー・アルバム時の「夜の街」的な音風景を「昼の田舎」的なものに取り替えた傑作をつくり上げた。もう一つ特筆すべき進化は、時折顔をのぞかせるゲスト・ヴォーカリストの存在である。その中には「On 'n' On」と「NewLands」に参加しているニューヨークのロック・バンド、Diamond NightsのMorgan Phalen、「Ohio」に参加しているオーストラリアのMidnight JuggernautsのVincenzi Vendetta、そしてアルバムからのファースト・シングル「Civilization」に参加しているUKのポップ・シンガー、Ali Loveが含まれている。
『†』はバンドを世界的な存在へと押し上げた。そして今回、彼らは自宅でダンスクラブ風のサウンドシステムで大音量で鳴らしても、大規模なアリーナで演奏しても、少しも遜色ない偉大なアルバムで期待に応えている。巨大なアリーナにそのアルバムが居場所を見つけたとしても何ら不思議はない。
ジャスティス JUSTICE Audio Video Disco