禁煙に耐えられなくなったチェーンスモーカーの女に訪れる恐怖「恐怖の錯覚殺人」。ビデオゲームに熱中するあまりゲームの中に取り込まれ実際の戦闘を体験する事になる少年「悪魔のビデオゲーム」。信仰心を無くした牧師を襲う悪魔のトラック「悪霊」。幼い少女を死に招く黒い影の謎「子を呼ぶ魂」。以上4話のオムニバス・ホラーだが、TV的にこじんまりとした造りで特に印象深いエピソードも無い。
字幕スーパー
オリジナル全長版
COLOR
100分
MONO
Four of your worst
NIGHTMARES
come true.
近年のビデオの急激な普及と相まって、ひと昔前までは “ゲテ物好き”などとブベツの目で見られていたSF & ホ ラー・ファンにもようやく春が訪れようとしているビデオ・ フリークの最先端を行くそんな彼らにとって待望の一篇 が登場した。 それがこの「デビルゾーン」 だかつてテレ ビで「ミステリーゾーン」を見て胸の高鳴るのを覚えた 記憶や、 「怪奇大作戦」 のあまりのコワさにその晩思わず オモラシをしてしまった思い出などが、 4話構成のオムニ バスであるこの作品を見ることによって鮮やかに甦って 来る。 なんだよ、ゼーンゼンこわくないじゃん、なんて言う奴はこの映画が全くわかっちゃいない。 B級ホラーのひそ
かなタノシミとは童心即ち、 幼ない頃に見た身も凍るよう な悪夢の中にタイムスリップすることであり、 それこそこ の映画を楽しむノウハウなのだ
清茂 順
1983年 ユニヴァーサル映画 監督: ジョセフ・サージェント 主演:クリスティナ・レインズ エミリオ・エステヴェス
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C 1983 UNIVERSAL CITY STUDIOS INC. ALL RIGHTS RESERVED
発売元 CIC・ビクタービデオ株式会社
MADE IN JAPAN
CSPC0040
VIDEO
80037
¥18,800
聖水
ユーザー名:ファルド
投稿日:2019-11-23 10:46:55
「第1章 トパンガの恐怖」
連続殺人を起こしている精神異常者が近所をうろついている夜中に、ニコチン中毒のリサは、夫の忠告を無視してタバコを買いに出かける…。
殺人鬼に遭遇する恐怖を描いたサスペンス・ホラー。
帰宅途中、ガス欠を起こしそうになるなど、それなりに緊張感があった。
「第2章 戦うビショップ」
ゲームセンターのアーケードゲームで、「未知の国の王ビショップ」と戦うビデオゲームにのめり込む少年J・J。最終レベルの13に達した後、ゲーム内の敵がゲーム機から飛び出してきて現実に現れるSF作品。
今観ると、グラフィックがショボ過ぎて時代を感じるが、内容は悪くはなかった。
「第3章 祝福」
フランク(L・ヘンリクセン)は、ある事から信仰心を失い、牧師を辞める決意をする。しかし、教会を出て車で目的地に向かう途中、不気味な黒い小型トラックに執拗に追われて襲われる…。
「ザ・カー」を彷彿させるオカルト作品で、カーアクションなどそれなりだった。
「第4章 ネズミの夜」
信じられない知力と能力を持つと言われる古代の伝説の大ネズミがスチーブンの家に棲みつく。変な音がし、彼の妻が夜も眠れないと夫に訴え、スチーブンはネズミを退治しようとするが…。
ネズミがポルターガイスト現象を引き起こすオカルト作品。
妻が床下を調べる時とか、それなりに緊張感があった。
全4章からなるオムニバス作品だが、それなりに良い出来だと思う。
ちなみに、解説と各章の邦題が違いますが、ここでは、国内版ビデオの邦題を記しています。
上々の出来
ユーザー名:やすのり
投稿日:2004-10-26 22:33:41
1話目はタバコ買いに行った女性が精神異常者に襲われる話。2話目はビデオゲームに熱中する少年の話。3話目は信仰心に自信をなくしてしまった牧師の話。最後が、化け物ネズミに家に住み着かれてしまった一家の話。どの話も手抜きせずに丁寧に作られていて好感が持てる。私は2話目と3話目が好き。
面白いオムニバス
ユーザー名:ムタト
投稿日:2004-06-10 00:28:42
本作の日本語タイトルからしてあの「トワイラト・ゾーン」の二番煎じかと思ったら、製作年度は両方とも一緒だし、英語タイトルの相違からしても、この映画はきちんとしたオリジナル企画だったようだ。普通、この手のオムニバス物は「トワイライト・ゾーン」のようにエピソードごとに監督や脚本が違っているのだが、本作は全エピソードを同じ監督と脚本で製作しているちょっと風変わりな作品だ。ジョセフ・サージェント監督は出来不出来に落差が激しい人だが、本作は上出来の部類に入る。全編を通して良く構成が練られた緊迫感のある演出が冴えているし、この手のホラー映画にありがちなこけおどしではない重厚感も見応えがある。オムニバス映画は各エピソードの違った味わいを楽しむのが普通だが、本作のように共通した感覚によるエピソードの演出というのもなかなか面白いと思う。エピソードそのものも、ストレートなサスペンス・ホラーからSFXを駆使したSFホラーまでと多彩で最後まで楽しめる。特に信仰について深く掘り下げた第3章はドラマチックで、忘れがたい印象を残した。キャスティングもユニークで、あの「エイリアン」シリーズで第1作に出演したヴェロニカ・カートライトと第2作に登場したハンス・ヘンリクセンが、別々のエピソードで主役を演じていたのには感激した。
20年も前か・・
ユーザー名:オメガ
投稿日:2004-06-06 17:14:14
映像的に古いので、そうとう昔の映画だとは思っていた。でも、内容が
良ければ関係ないのが映画。これは見事にやられた。怖くないし、誰でも
思いつくような内容。タイトルに騙された・・
今はなき大阪の阪急プラザ劇場で観賞
ユーザー名:ヒッチ先生
投稿日:2004-01-25 02:26:08
これは映画館で観た。あんまり面白なかったけど印象に残る。もう二度と観られんやろな!
第1話「恐怖の錯覚殺人」(Terror in Topanga)
精神病院に収容されていた殺人鬼が脱走、警官をナイフで刺し殺して逃走中というニュースが流れ、街中が厳戒態勢の中、煙草が切れてしまったチェーンスモーカーの主婦リサは夫が止めるのも聞かずに、煙草を買いに出かける。
その帰り、燃料が切れたため、リサはガソリンスタンドに立ち寄る。すると、現れた店員は逃走中の殺人鬼が着ているという服装と同じであった。
次の瞬間、彼はリサにピストルを突き付け、車からひきずり出した。危うし、リサ!!
第2話「悪夢のビデオゲーム」(The Bishop of Battle)
ビデオゲームマニアの少年J・Jは、ゲームセンターにある「ビショップ・オブ・バトル」に挑戦していた。これはレベル13まであるのだが、彼の腕をもってしてもレベル13にはなかなか到達出来なかった。
ある夜、両親と喧嘩したJ・Jは家をこっそり抜け出し、ゲームセンターに忍び込み、「ビショップ・オブ・バトル」に挑む。そしてついにクリアし、レベル13に到達。すると、ビデオゲームの宇宙船が実体化し、彼に襲いかかってきた。レベル13はゲームのモニターの中ではなく、現実世界で戦うモードだったのだ。
翌日、J・Jを探し回っていた両親と友人は、ゲームセンターで驚くべき光景を見るのだった。
第3話「悪霊」(The Benediction)
神父のマクロードはある日、立ち寄った店で強盗事件に遭遇、1人の少年が射殺されるのを目の当たりにして、自身の信仰に疑問を持つようになる。
マクロードは悩んだ末、信仰を捨てることを決意、友人のルイス神父が止めるのも聞かず、荷物と共に聖水を飲料水として車に積み込んで旅立つ。
その途中、砂漠の中の道を走っていると、突然1台の黒いトラックが現れ、マクロードの車に襲いかかってくる。トラックは執拗にマクロードを狙い、彼は次第に追い詰められた。そして、マクロードが思わず積んでいた聖水をトラック目掛けてぶっかけた瞬間、トラックは消滅した。
その時、マクロードに心境の変化が起こり、彼は再び神父を続ける決意をするのだった。
第4話「子を呼ぶ魂」(Night of the Rat)
ヒューストン一家は暴れ回るネズミに頭を悩ませていた。クレアは駆除業者に頼もうと考えるが、駆除役だった夫のスティーブンはそれを拒絶する。
たまりかねたクレアはネズミ駆除のプロ・キーファーを呼ぶが、自尊心を傷つけられたスティーブンは、彼を追い返してしまう。
その夜、キーファーが電話を掛けてくる。その中身は驚くべきものだった。彼らの家で暴れ回るネズミは、トイフェル・ナーゲティア=「悪魔のネズミ」ではないかという。それは信じ難い知力と能力を持つ伝説のネズミで、17世紀のヨーロッパを恐怖に陥れた。言い伝えによれば、このネズミはどんな手段でも殺せないという。
そしてついに、その「悪魔のネズミ」と呼ばれる巨大なネズミが彼らの前に姿を現す。スティーブンがゴミ箱から以前捨てた子ネズミの死体を持ってくると、「悪魔のネズミ」はそれを前足で抱えて、どこへともなく消えていった。