マンボウおもちゃ箱 北杜夫/著 新潮社
人の顔を片っ端から忘れてしまう性癖が引き起す悲喜劇『ひと忘れ』、賭博場での猛烈奮戦記『ギャンブルのこと』、処女出版の思い出『初めての本』、体力も気力も十分の老母に圧倒された海外旅行同行記『母の味』など――爽やかなエスプリのあふれるエッセー51編と、『陸魚』『買物』の二つの物語。どくとるマンボウが、ある時はユーモラスに、ある時はしみじみと語りかける愉しい本。
1967年5刷。帯付。表紙にスレがあります。経年劣化の日焼けがあります。本文は奥付頁にのみ書込みがあります。大きさ19㎝×13㎝×1.8㎝で、文庫本ではないです。