本出品の茶入れは日本六古窯の地「丹波」における茶陶作家の第一人者である市野信水作の文琳茶入です。
「文琳」の意味だがそれは林檎の意味で、中国の「詩経」の分類からきた雅称(風雅な名前)であるらしい。さらにもう少し詳しく見れば、釉薬の加減で面積の大半は渋い茶色に見えるものの、甑際(こしきぎわ)~ 首と肩の境から肩に掛けて ~は窯変だろうか…緑色に見える釉色部位がある。そして腰帯という一条の筋があり景色となっている。また高台は糸切りの痕がありこれまたひとつの見所。
さらに蓋の裏は金箔貼りになっている。そして共箱は勿論だが、仕覆(しふく=茶器などの道具を入れる袋)は上等な正絹緞子(どんす)の裂を使ったものでなかなかに美しい。
なおサイズは胴径6.5cm/高さ6.5cm ほどの実に可愛らしい品である。
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