これまで考古博物館を開く夢を持って60年以上にわたり集めてきた考古遺物を、終活の一環で断腸の思いで出品していきます。
今回は須恵器の平瓶です。荒々しさと重厚感を感じる平瓶です。平瓶は古墳時代から平安時代(6世紀後半から8世紀)まで使われています。 平瓶は、この時代広く使用されており液体を入れる容器で酒器だと言われますが、当初は明器(墳墓の副葬品)として使われる場合が多かったようです。
この平瓶は、口縁部に欠損があり、胴部には一部と割れがあったようです。それもほとんどわからないほどうまく補修されています。模様は特にありませんが胴上部に自然釉が見られ、まるで輪積みをしたような胴の成形痕が模様のように見えます。なお、底部に焼成時の膨らみがあり座りがやや傾きます。時代的には6世紀のものと思われます。出土地は不明です。大きさや状態は、写真参照して確認ください。
返品やクレームには対応ませんので写真と説明文をよく確認の上入札をお願いします。しっかり梱包して発送しますが、途中で破損する可能性はあります。その場合は、ご自身で補修できないようでしたら、返送いただければ補修いたします。よろしくお願いします。