2200円(税別)。2011年。日刊工業新聞社
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梱包について
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出版社紹介文
気候工学(ジオエンジニアリング)とは温暖化対策の一つで、人工的に地球を冷やす技術のことである。危険な地球温暖化が迫っていることで、欧米を中心に関心をよんでおり、地球温暖化の科学をまとめる国際組織、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)でも2013年ごろの報告書で取り扱うことになっている。本書は気候工学の専門的な入門書である。技術説明やその効果、気候工学の歴史や最近の動向などについてわかりやすく解説する。
もくじ
プロローグ 宮沢賢治の夢
1 なぜ今、気候工学か
2 「危険」な気候変動の対抗策としての気候工学
2・1 CO2排出大幅削減の難しさ
2・2 大幅削減でも保証できない2℃目標
2・3 ゼロ排出でも戻らない温暖化
2・4 温度が4℃上昇した世界のリスク
2・5 気候工学の慎重・反対論
3 歴史と動向
3・1 冷戦時代の気象改変から気候工学へ
3・2 クルッツェン論文
3・3 タブーでなくなった気候工学
4 気候工学の概要
4・1 気候工学とは何か
4・2 地球温暖化抑制の仕組み
4・3 太陽放射管理とCO2除去の特徴
5 太陽放射管理(SRM)
5・1 太陽放射管理の概要と原理
5・2 成層圏エアロゾル注入
5・3 低層雲の反射率増加
5・4 太陽放射管理の限界‥海洋酸性化と終端問題
6 CO2除去(CDR)
6・1 CO2除去の概要
6・2 CO2除去の原理
6・3 鉄散布による海洋肥沃化
6・4 CO2直接空気回収
6・5 バイオマスCCS
7 効果・コスト・問題点
7・1 気候工学を評価するときの様々な視点
7・2 効果‥温暖化は抑制できるのか?
7・3 速効性‥間に合うのか?
7・4 コスト‥緩和策との比較
7・5 問題点
7・6 総合評価
8 気候工学の研究‥現状と今後
8・1 どのような研究が必要か
8・2 各国の気候工学研究
8・3 日本の気候工学研究
8・4 民間資金による気候工学研究
8・5 実験に関する論争
9 気候工学に関わる人々の意見
9・1 気候工学についての様々な意見
9・2 研究者
9・3 保守系シンクタンク・研究者
9・4 営利企業
9・5 環境保護団体
9・6 市民
10 社会はどう向き合うべきか‥気候工学のガバナンス
10・1 気候工学のガバナンスの必要性
10・2 アシロマ会議
10・3 最近の動向
10・4 現在の枠組み
10・5 研究のガバナンス
10・6 実施のガバナンス
10・7 参考‥生物多様性条約COP10での気候工学に関する決定
おわりに
資料 さらに詳しく知るために