購入した35年くらい前にはすでに古色を帯びていましたので、かなりの年数を経たものと思われます。下桟の裏に「貝津可」の焼印はありませんが、貝塚庫治作とお聞きしました。そうであれば20年代後半から30年代の極初期の作のため焼印がないのかと。四隅は隅管、戸口は友口。甲盆は仏具師の「飯田薫氏(薫風)」によるもの。桐材で縁には花梨を張り、足にも花梨を使っています。丈高く、あまり見られない比率の、大きめの籠ですので好事家がクロツグミなど少し大きめの鳴禽用に誂えさせたのではないかと想像します。
(洗って数十年しまっていたものです。桟に白く粉ホコリが少し被っていますがはたけば落ちる程度のものです。ヒゴに折れ等は無いようです。奥行39.5×横24.3×甲盆下から高34cm)
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